色褪せたファスナー
色褪せたファスナー
ファスナーは使用していると購入した当初の色から変色してしまうことがあります。その原因はメッキがはげた、もしくは酸化による変色がほとんどです。酸化によって色褪せた場合は金属磨きなどを使用することで磨くことによって修理することができる場合があります。
メッキがはげた場合は元に戻すことはできません。色を塗ることで近い状態まで戻すことはできても完璧に再現することはほぼ不可能で、さらに色を塗っても剥げやすいです。これらの他に元の状態に戻す方法の一つとしてファスナー交換があります。
このやり方では、色褪せの原因にかかわらず元の状態に近い状態まで修復することができます。交換は修理屋などでしてもらうことが可能です。しかしこの方法は必ずしも同じファスナーと交換されるとは限りません。色や質感は再現できても使用感は変化する可能性があります。一方で、最初にあげた磨くという方法ではファスナー自体は変化していないのでほとんど完璧に元の状態に戻すことができます。
変色したファスナーを修理で直す方法はある?
金属製のファスナーが変色した場合、考えられる理由はいくつかあります。金属製のファスナーには銅合金が用いられており、銅の持つ性質によって酸化すると黒くなるのです。黒くなる他の理由としては、生地や材料に残留していたアルカリや酸化剤、還元剤や硫化物等の薬品に反応したと考えられます。黒くなるのを防ぐには、湿気を避け、通気性が良く涼しい場所に保管しましょう。また生地や材料はしっかりと洗浄し、十分に乾燥させてください。輪ゴムに含まれる硫黄成分等の影響で黄変することもありますので、保管の際は輪ゴムを近づけないようにしましょう。
もしも、変色の原因がメッキの剥がれによるものなら、修理はできません。研磨・光沢復元剤の使用でピカピカになる場合もありますが、基本的には取り替えるしか方法はありません。ファスナーが錆びてしまった場合も修理ができませんので、取り替えてください。エレメントに樹脂を使ったファスナーに交換すると、錆びる心配がなくなります。